あの二人で漫才書いてみた Episode 10

 はいどーもー!

 よろしくお願いしまーす!


>10月も半ばにさしかかりまして気候が一気に変わったような気がしますね

>午後の6時なんて真っ暗だからな。ちょっと前まで街灯ついてなかったもん

>「秋の日は鶴光落とし」ってね

>「つるべ落とし」だろ!なんで鶴光師匠が落とされるんだよ!

>同じ笑福亭一門だからうっかり間違えちゃうんだってば

>うっかりにしては器用すぎるだろ!

>でも、もし本当に「秋の日は鶴光落とし」だったら女性リスナーとの生電話で「夕焼けの色は?」とか訊くのかね?

>ちょっとロマンチックになってるじゃねえかよ!元ネタとの距離がありすぎるよ!

>とまあ季節が変わってしまうほど間隔が空いてしまったわけですが

>変わったっていうか夏はまるまるすっ飛ばしたからね

>すっ飛ばしたけどさ、それほど世間は変わってないんじゃないの?

>いまだに震災関係のニュースは報道番組で扱われるからな

>最近じゃあ世田谷区で高い放射線量が測定された事件とかね

>民家の床下の瓶が発生源だった、って今の段階では言ってるらしいけど

>核爆弾瓶でも作ってたのかね?

>物騒な想像するんじゃねえよ!しかもなんだよ「核爆弾瓶」って!

全共闘世代の遺物で「火炎瓶はもう古い」みたいな話から出来た、プルトニウムを空き瓶に詰めたやつだよ

>どこからプルトニウムを入手したんだよ!

>当然無理なわけ。で、代わりにアルミニウムを詰めたっていう

>どう考えても代わりにはならないだろ!

>で、世界から「こんなものがあるのか」みたいにまた問題になっちゃって彼らが来るんだよ

>誰だよ彼らって

国際原子力機関、いわゆるIKEA

IAEAだろ!IKEAは家具屋だよ!

>しかしこんな「放射線量が……」みたいな話が日常になってるってのは怖いね

>世界的なレベルの事件になっちゃったからな

>あと節電を呼びかけるための「でんき予報」とか

>もう『ブレードランナー』とかの世界みたいだよな

>ああ、天ぷらを4本食おうとするやつね

>どんなイメージだよ!

>え? そんな場面なかったっけ?

>あったけどそこはメインじゃないだろ!

>ボクはどちらかというと原作の序盤と同じような世界を感じるね

>確かにイジドアは放射線を必要以上に怖がってひきこもる現代人に似た趣があるな

>しかも彼は仮想空間にはまり込むわけじゃない

>皮肉ながら見事な未来予想図だな……それを背負ってく野田さんも大変だろうけど

>誰?

>おい待てよ!「誰?」ってことはないだろ!野田佳彦だよ!

>……あ、ああ、野田首相ね。一瞬キミの近所のおじさんのことかと思った

>どんな経緯で俺の近所の人が未来を背負っていくんだよ!

>もうね、あの人は外見からしてなんか微妙なんだよねえ

>政治の手腕は外見で判断されるものじゃないだろ!

>町工場の見学をしてたのをニュース番組で見たんだけど、作業着だったら工員さんと区別つかないもん

>そんなもんかなあ……?

>羽織を着て高座に上がって一席やっても気づかないんじゃないかな

>どういう印象だよそれ!

>地方局でラジオの番組持ってる、って言われても違和感ないしね

>だからお前のその身勝手なイメージはどこから出てくるんだよ!

>あながち天職だったりするんじゃない? 巧言令色で有名な人らしいし

>さっきからちょいちょい失礼すぎるだろお前は!

>そのうち「野田佳彦オールナイトニッポン」とかやったりしてね

>なんでANNでパーソナリティやってるんだよ!

>「えー、これから新しい時代の昼も夜もリードすることになりまして」

>また古いセリフ持ってきたな!糸居五郎さんなんて30歳以下はたぶん知らないぞ!

>それでラジオDJの仕事のほうが面白くなっちゃって政治家は引退しちゃって

>ひどい話だなおい!

>で、当然民主党内はおろか国内、国外を問わず批判の嵐だよ

>そりゃそうだろうさ

>でもお得意のトークで場をなんとかなだめた後、こう言うんだ

>なんて?

>「アイム・ソーリー」

>くだらねえよ!いいかげんにしろ!