肖像

「う〜、採血採血」

 いま処置室へ向って全力疾走(気分だけ)している僕は大学卒業を間近に控えたごく一般的な男の子。強いて違うところを挙げるとすれば『ロザリオとバンパイア』の微妙さに辟易してるってとこかナー 名前は



……ってこのネタ、前もやったような気がしますね。

上の文章でなんとなくおわかりかもですが、

筆者は現在絶賛加療中であります。

病気は去年入院した時と同じで結石みたいです。

酒も呑んでないんで心労でしょう。思い当たる節ありますし。

んで、血圧・体温測定→採血&筋肉注射まで恙無く終えたんですが

事件はレントゲン室で起きました。

写真を撮り終えて控室で待っていると

隣(=現像室?)の様子がチラッと見えてしまいました。

物々しい機材が立ち並ぶ部屋になぜかあの人の肖像がありました。

目を凝らして見てもやはり錯覚ではないようです。

根っからの文系人間の筆者でもあのご尊顔はわかります。

そう、それは



立派なおヒゲをたくわえたレントゲン先生でした。




いやいやいやいやいやいやベタすぎるだろ!

てか置く必要はないだろどう考えても!

どんだけレントゲン先生をリスペクトしてるんだよ!

むしろどこから持ってきたのかが気になるよ!

アレですか? 古今伝授の人麻呂像みたいなもんですか?

そこから筆者の妄想が炸裂しまして最終的には

『一日の最初と最後にレントゲン先生の写真に拝礼する職員』

の絵が浮かんできて笑いをこらえるのに必死でした。

ていうか吹きました、普通に。



ところでもしかしてどの病院でもレントゲン先生の肖像って

置いてあるものなのでしょうか。教えてえらい人。