2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 「カレーライス」の巻

食卓からカレーの香りがしている。基本的に我が家ではルウにバーモントカレーを用いているが、辛いものを好む母は無印良品の4人用で200円のレッドカレーをよく食している。遠藤賢司もこのへんを喰えるのだろうか。とかくにカレーを好まない日本人というのは…

 「夢、それはドリーム」の巻

「I have a dream. One day〜」といえばキング牧師だが、わたしにも似つかわしくない空想的な夢がある。断じて言うが栗山千明嬢との結婚ではない。確かに本日は久々に「動く栗山千明」を見てやや興奮気味だが、いくらなんでもそれは分不相応だし、それ以前に…

 うほっ

久々に動く栗山千明さんを拝見する。綺麗とか美しいとかよりも「ヤバい」という印象が最も合致する風貌であることを再確認。

 「読書のススメ」の巻

価値ある本とは何か。これは結局すべての本がかつては「現代文」であったことを想起すれば簡単に定義できる。すなわち当時の世相を反映した本である。漱石の『こゝろ』に何故価値があるのか。それは「愛」という概念の日本における在り方を描いているからだ…

 「反・読書論」の巻

2005年度の東京大学の現代文を読んできた(一問目の『哲学入門』)のだが、実に陳腐というか高校生くらいならこの程度なのだろうという意味で非常に失望した。現代文と称されるジャンルに属するものは結局「現代」という存在を様々な方法で切ったその側面で…

 「神童」の巻

夏休みになるとたまにテレビ番組で人並み外れた知力を持つ子供たちが紹介される。日本の風物詩である。5歳にして魚偏の漢字を読めたり、与えられた仮名から瞬時に諺や故事成語を引き出せたりととかくにヴァラエティに富んだ「神童」たちがブラウン管に登場す…

 「いと」の巻

夢野久作「ドグラ・マグラ」読了。足掛け二日。「シンセミア」と重ねて、長編ならこの程度で読めるらしいことを認識した。で、物語のほうだが実に面白かった、と書けばそれで終わってしまうので野暮な所業と重々承知の上で書き連ねてみることにする。 「DEAT…

 「続・お笑い芸人雑感」の巻

とかくに笑いを飯の種とする、あるいはしようとする人々は実に要領の悪い方々である。感性の中で最も人工的捏造が困難なものは笑いだろう。怒りは逆鱗に触れれば容易く引き起こせるし、悲哀は同情でもって導くことが可能だ。その人の趣味に合わせれば「喜び…

 「お笑い芸人雑感」の巻

昨今はお笑いブームとか何とかでテレビを見ていても5分に一回はお笑い、といった塩梅で食傷気味である。父は別に何もすることがないので日がな一日テレビを見て、やはり5分に一回笑っている。浮世のしがらみとは無縁の人間であり、即ち幸せものだ。そもそも…

 「差し金の乱舞」の巻

シェイクスピア「ハムレット」読了。日本語訳は福田恒存氏による。恥ずかしながら20歳になるまでシェイクスピアに触れていなかった。今回は「ハムレット」でもって体験したわけだが、なるほど、役者連中がこれを演劇せんと躍起になるのも大いに頷ける。つま…