2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 19歳バトン

●19歳の時何を考えてた? 19歳といえば受験浪人時代。何も考えてなかったかもしれない。早朝の駅前繁華街がすごい印象に残ってる。ホストに上段蹴りを見舞うキャバ嬢とか黒塗り自動車の前で整列してる組関係の人たちとかをいっぱい見てた。あと今より本を読む…

 「短編」の巻

昨晩の「世にも奇妙な物語」は超短編が秀逸だった。そもそもこの番組自体がショートフィルムの集合みたいなものなのだが、さらに短い、10秒〜30秒程度のものである。このショートフィルムというジャンルはその(作る側、観る側双方における)手軽さから現在…

 一言

女性恐怖症と性欲とは別個の存在なのだと知った21歳の春。

 「世界的批評」の巻

ウェブログスペースはいよいよもって世間に浸透してきたようだ。こうなれば60億人総批評家時代も決して遠い話ではないとつくづく思う。ことに日本では、こうした時代が四半世紀ほど前にもあったのでその増殖と見て構わないだろう。言うまでもなくその前例と…

 「六弦」の巻

NHK総合「音楽・夢くらぶ」を観る。ゲストは加藤和彦と坂崎幸之助。当然、ザ・フォーククルセイダーズに話題が向かうわけだが、2002年に坂崎氏を迎えて再結成していたのは知らなかった。そのころのわたしは辛うじて「帰ってきたヨッパライ」の7インチシング…

 「progress-eve」の巻

四人囃子をご存知だろうか。頭脳警察のバックも務めた、日本のプログレッシヴ・ロックを代表するバンドである。後期にはテクノポップな感じにもなったが、音そのものや曲の構成はプログレ洋楽な印象を受ける。ところで、プログレといえばやはりKing Crimson…

 「敗北宣言」の巻

テキストでコントを書かないのは、書けないから書かないのだ。「絶対これより面白いものってあるよな」という思いが頭の中を過ぎってしまい、途中まで書いたものをゴミ箱へ放り込んでしまう。そして、その対象は往々にしてスネークマンショーなのだ。スネー…

 「笑いの基本」の巻

雑誌「ユリイカ」に掲載されていた、浦沢直樹、あずまきよひこ両先生のインタヴューを再読。どちらの作品も現在、単行本を買い続けている(それぞれ『20世紀少年』と『PLUTO』、『よつばと!』)ので個人的には非常に読む価値があった。今夜はあずま先生の方…

 「現実とは」の巻

小学生のころに首まで浸かっていたのがアメリカのTVシリーズ「X-FILES」である。サブカルチャーへ足を踏み入れ始めた時期とも言えよう。第5シーズンあたりから経済的な事情により(つまりビデオを全巻レンタルするだけの小遣いを持っていなかったために)だ…

 「続・普遍的願望 〜余は如何にして電子音楽愛好家となりし乎」の巻

以前に「人間の超人思想」について書いたが、わたしが電子音楽を好むのもここに相当する。ここではより一般的なテクノというジャンルを代表として考えをまとめてみたい。実は「テクノ」という言葉で指すべき対象の音楽は、1980年で大きくその意味を変えてい…

 「ワーズワースの冒険」の巻

「ペンは剣よりも強し」とは人を抉るという行動に対して与えられた諺だろう。また、かの『葉隠』には「渇く時水を飲むやうに請合せて疵を直すが意見なり」とある。しかも不思議なことに(たった22年間の人生を思い返すと)、意見とは言われた側のほうが記憶…

 「普遍的願望」の巻

日本テレビが社屋を移転する直前の汐留に行く機会があったのだが、実に衝撃的な出来事だった。いくつもの巨大な機材と掘り下げられた地面、場違いな観葉植物に前衛的なオブジェ、すべてが情を一切感じさせないくらいの見事な「テクノポリス」っぷりであった…

 「Man in the Mirror」の巻

TBS系列「世界一受けたい授業」でJohn Cageが取り上げられていた。John Cageといえば当時のクラシックから現在の音響系に至るまでさまざまに影響を与えてしまった音楽家である。彼の特徴は、既存のフォーマットを斬新な方法で使用するという点に集約される。…

 「2006年月面の旅」の巻

「Fly me to the moon」といえばわたしたちの世代ではきっと知らない人はいないと思う。1954年にBart Howardによって作られたこの曲は元は「In other words」という題で、しかも三拍子だった。当時はほとんど売れなかったらしいが、'62年にJoe Harnellによっ…

 「気質と呪縛」の巻

MONKEY MAJIKの「Around the world」を試聴してそのまま買ってしまった。日本人にこの音は出せないだろうと思いながら聴いていたのだが(作詞作曲者が)カナダ人ということで納得。おもわず「カール・ダグラスかよ!」とつっこみを入れたくなる曲だが、こう…

 「高橋幸宏細見」の巻

Human Audio Spongeとかサディスティック・ミカ・バンド再々結成とかで何かと高橋幸宏氏をブラウン管越しに拝見することが多い。というか、今までに比べて多くなった。いつもながら服飾のセンスには惚れ惚れする。デザイナーなのだから当然といえば当然なの…