情熱と狂気

筆者が日ごろ通いつめている酒屋さんがあります。

酒屋、というと味噌とか駄菓子なんかも売ってる感じですけど

ここはワインやウイスキーなど純粋にアルコールのみを扱っています。

他にもバラのリキュールやジョニーウォーカーの18年モノなど

ちょっと珍しいお酒が欲しいときに役立つお店です。

で、今回はそのレアものの話。

なんだかシャンパーニュが飲みたくなったので

モエ・エ・シャンドンのハーフボトルを手にとって会計へ向かうと

レジの横にモエ白のマグナムボトル(1.5リットル)が置いてありました。

話には聞いたことありますがこんな近所で見かけるとは……。

しかし。


店員さんは口の端だけで笑って「もっと凄いのがありますよ」と言って

レジ棚の下から引っ張り出したのは3リットルボトルでした。

高さが80cmくらい、円周は750mlサイズより二回り大きい程度。

スパークリングワインなんて一回に300ml飲めればいいほうでして、

その10倍ってどんだけっていうかどこで冷やすんですかこれ。

お値段が20000円ちょっとでして、これは750mlが5本買える額なので

どう考えても消費者が損をする計算になります。

てかこの店は業務用専門ではなく一般消費者にも開かれているわけで

こんなでかい瓶を買って保存できる余裕のある(いろいろな意味で)人間が

果たして周辺にいるのだろうか、いやいないと断言できます。

要するにモエ社もこの店もだいぶバグってるなあということなんですが

すでにこのボトルが欲しくなりつつある筆者もかなり問題アリかと。