佐天さんこと俺の嫁について大いに語る

テレビをほとんど観ない筆者が毎週視聴を欠かさない番組のひとつが

とある科学の超電磁砲』なわけですけれども

その理由はひとえに佐天涙子さんの存在があるからなのです。

ビリビリさんやとある変態の風紀委員さんは常盤台中学校の校則上、

ほとんどおしゃれが出来ない身の上ですし初春ちゃんは疎そうなので

スタッフの服飾欲を一手に引き受ける彼女がもうかわいくてかわいくて。

しかも舞台が夏ということもあってか私服はほぼノースリーブ!

腋ですよ腋!佐天さんの腋をSHKNKKNKしたいです!

……まあ、そんなわけで筆者を魅了してやまない彼女なのですが

彼女を中心にしてアニメ版第一話から見返してみると

かなり不気味なキャラクターであることが見えてきました。

(以下は『とある科学の超電磁砲』をご覧になった方を対象として書かれています)


ひとつめは、風紀委員の第一七七支部に当然のように入り浸っていることです。

風紀委員は任命されるまでにさまざまの制約が示されます。

能力は当然、精神面でもその力が問われる過酷な仕事なのでしょう。

グラヴィトン事件で大怪我の危険性もあることが判明しました。

しかし佐天さんはその現場にまるで部室にでも寄るように登場します。

初めのうちこそ制服で初春ちゃんの顔を見に来る程度ですが

最近の放送では私服で来ることもありしかも固法先輩はそれに対して

口では軽く叱るものの厳しくはなく、しかも買い物まで頼んでいます。

厳格な条件の下で働く風紀委員の現場に能力レベル0の女子中学生が

たとえそれが委員の友人であったとしても

支部に入り浸っているなど普通に考えればありえないことでしょう。

ふたつめは、佐天さんが原因で他のキャラクターが決定的な行動に出ることです。

第1話のクレープ屋のシーンでもし彼女が御坂さんの前に並んでいなかったら、

そしてゲコ太ストラップを譲っていなかったら

春ちゃんの御坂さんに対する接し方はもっと畏まったものだったでしょう。

あれがあったからこそ「ああ、普通の女の子なんだ」という認識が芽生えて

(もちろんレベル5への憧れはあるでしょうが)対等な関係を築けたのだと考えます。

さらに初春ちゃん絡みではLVUP事件が挙げられます。

やはり佐天さんが犠牲者にならなかったら初春ちゃんも御坂さんも変態黒子も

あんなに盛り上がらなかったのではないでしょうか。

何よりあの事件に深く関わったからこそ御坂さんは『とある魔術の禁書目録』での

高慢ちきだった女子中学生から成長できたのだと思われます。

第21話でも佐天さんが一七七支部に寄っていなければすぐに自然公園に

駆けつけることは出来なかったのではないでしょうか。

他にもいろいろ「佐天さんがきっかけ」になる場面は多く存在します。

しかし、もっとも不思議なのは登場人物のだれ一人として

この佐天さんの奇妙さに気づいていないことです。

これは偶然なのか、それともAIM拡散力場の為せる業(→佐天さんも計測不能な能力者説)

なのか……時間があったらシーンごとに突き詰めていきたいです。