あの二人で漫才書いてみた Episode 8
>予備校生のカンニング発覚事件、すごかったですね
>実際のところ、あの一件でいろいろなものが浮き彫りになったよな
>掲示板へのアクセスに対する規制とか?
>いや、あの青年がもしもスマートフォンユーザだったら大変じゃん
>これから挙ってスマホを盛り上げようとしてるのに犯罪に用いられたら「あ、スマホだめだわ」って思うでしょ
>日本人はそんなに頭の軽い民族じゃないだろ!従来のでも投稿はできたらしいし!
>じゃあケータイなんて捨てて、矢文と狼煙で連絡する時代に戻すしか……
>何百年さかのぼらせるつもりだよ! っていうか要は使う人間の価値観だろ
>価値観といえば「母親を安心させたかった」てのも微妙な発言だよね
>渇しても盗水は飲まずという言葉もあるんだが、追い詰められてたんだろうな
>金髪にしてピアス穴をあけてる時点で安心させたいも何もなくない?
>それは言ってやるなよ!たぶん容貌が報道されたときにみんなそのツッコミは飲みこんだんだから!
>あと結局「カンニング王子」って呼ばれなかったねえ
>一方的な被害者ではあっても責任の一部は負うべきだと思うけど
>簡単にいえば試験監督官の自覚かな。だいたいケータイいじってたらわかりそうなものじゃない
>にしてもだよ。そこを監督するのが彼らの仕事であって、それでお金もらってるんじゃないの?
>監視カメラとかじゃ見えない不正を監視するのが役目だっていう自覚が薄かったのかも
>なるほど。じゃあキミのような人間にもバレないカンニングを考えてみようか
>受験生は毎年出てくるわけで、今回の一件でガードは厳しくなるはず
>それでもなお成功するカンニング作戦を発案すれば閲覧数増加!
>明らかに公序良俗に反する行為だろ!
>さらにブックマークが増えればアフェリエイトの依頼も来るかもしれない!
>さっきから100パーセント悪人の思考パターンじゃねえかよ!
>『ワイヤレス機材作戦』。機材に頼るぶん、バカでも満点がとれるという
>Bluetoothみたいな感じか? マイクで設問を読み上げるみたいな……
>甘いな。眼鏡の中に仕込んだ超小型カメラで設問を撮影して、それを外にいる仲間に解いてもらうわけ
>眼鏡のツルにスピーカーがあるんでそこから聴いて書き写す、と
>そんな高度な技術があるんなら確かにバレないかもしれないけども
>なにしろ眼鏡だから外されることもないし。ただひとつ大きな問題点があって
>その前にカンニングがバレることを心配しろよ!
>じゃあその二、『スパイ大作戦作戦』
>これもそこそこ簡単でめっちゃ頭いいやつに自分に似せたラバーマスクをかぶって受けてもらう、と
>そうそう、ベリーッてはがれるやつね。でもこれも難点がひとつ
>いや、入試って冬だから暖房きかせまくってるじゃない。んでゴムだからすっごい蒸れるの
>首筋だけ大量に汗かいてることと口が開いてないのにゼエゼエ言ってること以外は普通なんだけどねえ
>カンニング行為から目を逸らさせるためにはよりインパクトの強いものが他にあればいいんだよ
>試験官は頭部に集中するから、こっちの手元を気にされずに済むんだよ
>あとそんなふざけたヤツがまともに受験するなんて思われないから元々のガードも甘くなるっていうね
>あとは試験官が避けていくような行動も重要かな。移動は全部ムーンウォークとか
>試験開始5分前になったら机の上で全裸になって真顔で正座してるとか
>そんなのカンニングする前に退場させられるだろ!さっきからロクな作戦が無いな!
>そうかー、どの作戦も結構いい線行ってると思ったんだけどなー
>道具を使えば誰でもできて、しかも往年の手法で、試験官の度肝を抜くほどのインパクトがある作戦だよ!