「展覧会の絵」の巻

シンガポールで性の展示会、警察は現地視察で監視」
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/singapore.html?d=18reutersJAPAN194445&cat=17&typ=t
上の記事の中に、以下のような文章を見つけた。

> 警察スポークスマンのビクター・ケオン氏は
> 「主催元は、SM、獣姦、同性愛、小児性愛、乱交などの
> いかがわしい性的行動やライフスタイルを推進してはならない」
> と述べた。

 獣姦や小児性愛、乱交は置いておくとしてSMと同性愛が如何わしいとはどういうことか。同性愛で望まれない妊娠は発生し得ないし、SMと暴力は根本的な部分で異なっている。シンガポールの警察は「どこがいかがわしいのか」を明確にしておくべきだろう。また同性愛についてはいずれ団体から公式にクレームが来ることと思うが、SMに関しては代表的な擁護団体、あるいはそれに相当するものを存じ上げないので些か心配である。大方SMと性的虐待とを一緒くたにしてしまう人間が非難しているのだろう。ちなみに獣姦に関しては、これが原因で生態系が狂ってしまった地域がある(一つ目の山羊が生まれたそうだ)のであまり擁護する気になれない。乱交は望まれない妊娠と責任転嫁の発生源であると考えている。このあたりはしっかり避妊をすればいいわけだけれど。小児性愛は人道的に宜しくない。これは実際に行動に移すのが問題なのであって、別に脳内で完結しているならば非難には及ばない。好きになさって結構だ。個人的な意見を言わせてもらえば同性愛は生産性がないのであまり薦めたくないものだ。キリスト教的に言えば創造主のご意志に反しているといったところか。SMに関しても同様だ。が、最も人間らしいといえばらしい行為である。単に性交渉を子孫繁栄のためのみに行うのでは動物と同じだろう。それで良いというならわたしはそれに反駁するつもりは毛頭ないけれども、しかし、頭ごなしに「いかがわしい」と決め付けるのは乱暴だし、思慮が浅いと言わざるを得ない。